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ストレス研究memo

職場の運動が心理健康を支える:けんこう総研の戦略

2024年5月3日更新







職場における運動が心理的健康を支える戦略

けんこう総研では、企業研修を通じて、運動を活用したストレス管理を推進しています。今回はその有効性について、具体的な学術研究をもとにご紹介いたします。

タニカワ久美子が骨格モデルを持ちながら笑顔で説明している

仕事の就業課題の構造は、1協働就業、2個人間の競争を前提とした職場内の共同就業(例えば営業成績や、支店間同士のノルマ達成率)3個人の競争を前提とした職場内の作業、4個別業務、に区分できます

中学生を対象にした運動の影響

まず、運動が心理的ストレスに与える影響を見るために、中学生を対象にした研究から見てみます。体育授業での対人ストレスに対処する方法として、深呼吸法や静的ストレッチ、無酸素運動などの対処法が明らかにされています。この研究では、性別や学年によって異なる対処戦略が選ばれることが確認されました。特に、女子生徒は、人との交流を意図的に避けたり、肩をすくめるといった問題や困難に対して無関心を示すか、それを軽く扱う態度対処をより頻繁に選んでいます。さらに上級生は主張をあまり用いない傾向にありました。このような対処法は、個人のストレスや不安を一時的に管理する方法として現れることがありますが、長期的な解決策としては必ずしも健康的とは限りません。したがって、これらの行動が頻繁に見られる場合は、より効果的なストレス管理法やサポートが必要です。

小学生の運動と心理的ストレス

小学生を対象とした研究では、運動やスクリーンタイムが心理的ストレス反応や学校欠席日数にどのように影響するかの調査報告があります。公立と私立学校の児童を比較した結果、体力レベルやスクリーンタイムが心理的ストレスや欠席日数に独立して影響を及ぼしていることがわかりました。具体的には、スクリーンタイムが多い児童は、抑うつや不安症状のリスクが若干高まることが示されています。

職場での適用と成果

これらの学術的知見を職場環境に応用することで、従業員のストレスレベルを効果的に管理し、生産性の向上につながることが期待されます。私たちの研修では、これらの研究を基に、個々の従業員が直面するストレスに対して最も適切な運動プログラムを提案しています。

職場での運動推進は単に身体的な健康だけでなく、心理的な健康を促進し、結果として全体のワークライフバランスの改善に貢献します。従業員一人ひとりが自分に合った運動を見つけ、定期的に行うことで、ストレスを効果的に管理し、より生産的な職場環境を実現することができます。

このプログラムの導入により、参加した企業様からは、従業員のエンゲージメントの向上、病欠日数の減少、そしてチームモラルの向上の報告を受けています。これらはすべて、適切な運動が心理的ストレスに対してポジティブな影響を与えることを裏付けています。

充実した職場環境の実現策

皆様の会社でも、このようなプログラムを導入することで、従業員のエンゲージメントを劇的に向上させ、健康促進を実現する一助となります。ストレスは避けられないものですが、その管理方法を改善することにより、より充実した職場環境を実現することができます。

具体的には、職場での運動プログラムに参加することで、従業員はストレスを軽減し、精神的な余裕を持つことができます。これは、彼らが直面する日常のストレッサーに対してより適切に対応できるようになるため、全体的な職場の雰囲気や生産性に良い影響を与えると考えられます。

職場での運動がどのようにして心理的な健康を支えるかの視点から、運動の定期的な実践がいかに重要かを強調したいと思います。これにより、ストレスを管理し、心身の健康を維持するための習慣を身につけることができます。

このような研修プログラムを導入することで、職場のストレス環境が改善され、従業員がより幸福で健康的な生活を送ることができるようになります。職場での健康促進とストレスマネジメントは、企業の持続可能な成長と密接に関連しています。私たちは、けんこう総研として、皆様の職場に最適なソリューションを提供できることを楽しみにしています。

参考文献:・Ssaki,Nishida,Shibukura(2007):Interpersonal stressor among students and coping in physical education classes(体育授業中の友人ストレッサーとコーピング),体育学研究(52)6,453-463  ・長野,足立他(2015):児童の体力ならびにスクリーンタイムと心理的ストレス反応との関連性 −地方都市郊外の公立および都市部私立小学校における検討−,(64)1.195-206


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