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教育機関での心理的ストレスについて/ストレス研究ノートvol.9

2022年1月7日更新

ストレス原因の測定についての先行研究

調査的手法を用いて最も高い頻度で引用されているのは、「社会的再遭応評定尺度(The Social Re-adjustment Rating Sca1e=SRRS)」Holmes&Rahe(1967)。
この尺度は、43項目で構成。出来事の重大さに応じてlife change unitscore(LCU得点)で合計算する。
以降
SRRSの信頼性や妥当佳,LCU得点と心身の健康との関係などを検討した膨大な数の研究が報告がある。

心身のストレス反応に影響を及ほす要因として、lifeevent研究では客観的に測定されるストレッサーとして生活上の重大事件を重視している。
Lazarus&Folkman(1984)は、人生において稀にしか経験することのないlifeeventより、日常誰もが頻繁に経験する出来事(daily hassles)の積み重ねの方が、心身の健康状態をより良く反映すると主張。
しかし

ストレッサーとしてのlifeeventとdailyhasslesと異なる要因とは断定できない。

① 多くのlife eventの研究者の主張=1ifeeventの経験そのものがストレス反応の規定要因であると仮定している。

②Lazarusの主張
出未事に対する認知的評価(CognitiVe appraisa1)やコーピング(copi㎎)といった媒介変数によってストレス反応が決定される。
<媒介変数>
個人的要因・個人の価値観や信念など
環境的要因・ソーシャルサポート・ネットワークなどLifeeventやdailyhasslesは,この環境的要因の一部を構成しているにすぎないと主張。

Lazarusの主張はその後多くの研究によって実証(Aldwin&Revenson,1987:Felton&Revenson,1984:Menaghan,19821Mitchell,eta1.,1983)

調査的アプローチによる最近のストレス研究の主流になりつつある

教育機関のストレス尺度の先行研究

現状
学校ストレッサーとストレス反応との因果関係に関する実証研究は,ほとんど行なわれていない。

教育機関の抱えているストレス課題

教育機関のストレッサーを遭切に測定する尺度が開発されていない

引用元
心理的ストレスに関する調査研究の最近の動向一教育場面におけるストレッサーの測定を中心として一岡安ら,waseda大学紀要論文5-1,149-158,1992

文責:タニカワ久美子
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