キーワード “ストレス度測定/スケール/尺度”に関する記事
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2023年6月24日更新 心拍変動でストレス度を計測する方法の課題
おはようございます、けんこう総研代表講師のタニカワです。今日はきのうのつづきで、ストレス度をどうやって測るのがよいかということについて先行研究論文で解析していきます。 心拍の変動分析方法の問題点 心拍の変動を分析して、自律神経系の状態を理解するにはまず、心拍の間隔(R-R間隔)を計測する必要があります。しかしこのR-R間隔は、均等な間隔で取得できるデータではありません。そのままでは解析が難しい……
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2023年6月23日更新 自律神経の計測とストレス研究
自律神経を活動状態を計測する背景 自律神経は、血液循環、呼吸、体温調節など生命の維持に欠かせない機能をコントロールする重要な役割をしています。 自律神経とは、交感神経と副交感神経から成り立っています。これら交感神経と副交感神経の二つがお互いに調和して働くことで生着られると言っても過言ではありません。例えば、心拍数は、交感神経の活動により増加し、副交感神経系の活動により減少します。 交感神……
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2023年6月16日更新 ストレス研究参考文献
参考文献 6) Sothern MS.「カテコラミン、行動的ストレス、運動-シンポジウムへの導入」、医学スポーツ運動雑誌、1991年7月; 23(7):886-8. 7) 細田信介、森本恵子、曽根涼子、杉浦崇夫、西保岳、渡辺達生、村上直。「継続的な自発的走行運動がストレス時の内分泌反応に及ぼす影響」、体力科学、1996年; 45(6): 773. 8) Claytor RP, Cox R……
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2023年6月14日更新 運動時の心理的因子と生理活性因子の関連性
運動時の心理的因子と生理活性因子の関連性についてのパイロットスタディの先行研究です。 先行研究は、川島聡子氏ら(2006).運動前後の精神的変化とストレス応答物質の関連,千葉大学教育学部研究紀要,54,263-270 まず始めに、この研究の対象とした人は、健康な19歳から52歳までの男性10名と女性1名の計11名でした。その平均体重は61.8kg、BMI(体格指数)は平均22.4でした。 ……
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2023年6月10日更新 運動がストレスになってメンタル面にも影響を与える
こんにちは、けんこう総研のタニカワです。今日は、昨日にひきつづき運動が、ストレスになってメンタル面にも影響を与えることについてさらに詳しくお話ししていきましょう。 心身のストレスは、適度な運動で健康管理ができるのは、よくご存じですよね。けれども、運動は、心拍数や酸素摂取量などの違いによっては、マイナスのストレスを引き起こすのはご存知ですか?運動によるストレスは、その運動に慣れて、強くなるため……
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2023年5月15日更新 ストレス研究参考文献/ 最終回
昨日の睡眠中のウェアラブルによる心拍数変動測定は、朝の精神的・身体的フィットネスの認識を予測するか?の続きです。 #1はこちらをクリックしてもご覧いただけます。 #2はこちらです。 #3はこちらです。 #4は、結果からの読み物となります。 #5は、結果からの「心と身体の健康感は連動している」と言う考察です。 #6は「睡眠中のウェアラブルによる心拍数変動測定」の長所と制限についてです。 ……