「心」「カラダ」を支えるけんこう総研ストレスマネジメント 株式会社けんこう総研 - 運動と栄養指導による健康セミナー・健康経営コンサルティング

株式会社けんこう総研

コラムColumn

/ HOME / コラム / ランナーズハイは、ストレスに効果的なのか? /

健康リーダー応援コラム

ランナーズハイは、ストレスに効果的なのか?

2021年7月6日更新

けんこう総研の「ニューストコラム」で、閲覧数がぶっちぎり1位なのが、ストレスについて書いた「徹夜明けに起きやすいランナーズハイ」についてです。これだけたくさんの方に読んでいただけているのも、


たぶん皆さん、徹夜明けの爽快感をひと時、経験があるからなのだと思います。筆者タニカワも2,3年前まではよく徹夜をしました。徹夜明けの早朝は想定外の躁状態で「さあ、今日も元気に働くぞ!」と思って、いざ現場へ向かい仕事を始めると、朝の出勤前の元気はどこかに落としてしまったかのように、やる気はあるのに頭に靄(もや)がかか露深い闇をさまよっているような頭の状態になってしまいます。なぜこのような気分をひきおこすのか。今日のトピックは、ランナーズハイを効果的に引き出す方法をお話しします。

ランナーズハイはモルヒネのような働きをしてる

なぜ徹夜明けはランナーズハイになるのかは、完全には解明されていませんが、抗ストレス効果のメカニズムを説明する仮説があります。その一つが内因性モルヒネ仮説です。内因性とはカラダの中で作られているという意味です。私達ニンゲンの体には、モルヒネに似た物質が自然と備わっています。いくつかある内因性モルヒネ物質の中でも、ベータ・エンドルフィンは、運動との関連性が深いことが判ってきています。だからマラソンをしていると、走っている時はあんなに苦しいのに、自分がマゾになったかのように苦痛から気分の高揚に変わってくるのですね。

究極のリラクゼーション!ランナーズハイは抗ストレス効果

ランナーズハイが起こる素になっているベータ・エンドルフィンは、別名、体内麻薬とも呼ばれています。「怖い!」なんて思わなくても大丈夫。脳から出されるベータ・エンドルフィンが血液中に増えると、私たちはリラックスした気分を感じてほわ~んとして、痛みを感じる感覚が鈍くなることがわかっています。ジョギングやランニング、マラソン、時として登山でも、異様な爽快感を皆さんも一度は体感したことがあるのではないでしょうか。

徹夜仕事は、脳が夜通しフルマラソンをしたのと同じ

ベータ・エンドルフィンと言う内因性モルヒネ様物質は、軽い運動では出てきません。じゃあ、どうして運動をしていないのに徹夜仕事でランナーズハイになるのか?脳が、夜を徹してフルマラソンをしたからです。フルマラソンは運動強度マックスレベルですよね。しかも、脳は、頭蓋骨の中に血管がびっしりとつまった塊です。身体の筋肉も血管で網ネット状に覆われています。ですから脳をフル回転で24時間活動させっぱなしだったら、そりゃあ、明け方ランナーズハイになるのは必然でしょう。夜明けとともに、ストレスによって感じた憂うつ感や、不安感もこのときは陰に隠れるでしょう。

抗うつ薬や、抗不安薬のような働きをするセロトニン

抗うつ剤や抗不安剤といううつ病や不安神経症などの症状を和らげるメンタル疾患の薬剤があります。

ところで皆さんはこんな症状がよくありますか?

・気分の落ち込みが2週間以上、毎日続く
・何も楽しいと感じることが出来ず、無気力で興味もわかない
・食欲がない、又は食欲が過度にある
・よく眠れない、又は寝ても寝ても眠い
・イライラして仕方がない
・疲れがとれない
・ひどいだるさが続く
・自分を責めつづける
・頭が働かない
・自殺したいとすぐに考えてしまう

実は、上記のような症状のあるメンタルヘルス不調への薬剤と、ランナーズハイは似たはたらきがあるのではないかと考えられています。言い換えると、抗うつ剤や抗不安剤のメカニズムを調べれば、ランナーズハイがなぜ高揚感がでるのかがわかるのではないかと研究者たちは考えています。抗うつ剤・抗不安剤は、脳内のセロトニンという脳神経伝達物質に影響を与えていることも明らかになっています。セロトニンと言えば、またの名を「幸せホルモン」と呼ばれている物質です。(注)幸せ「ホルモン」と呼ばれていますが、セロトニンはホルモンではありません。ベータ・エンドルフィンは、セロトニンに何らかの影響を与えているのではないかとまで推測されています。

脳内のセロトニンを増やすための薬である「再吸収阻害剤」を服用すると、うつ病の症状が緩和されています。つまり簡単に言えば、セロトニンを増加させれば、うつ病の症状が軽減します。ならば、脳内のセロトニンを増加させれば良いのですよね。

どうすれば爽快感・高揚感を持続できる?

セロトニンは、トリプトファンと言う物質からできています。つまりトリプトファンが増えれば、セロトニンも増えて気分の落ち込みなどの抑うつは改善できます。けれどもトリプトファンは血液中ではほとんどがアルブミンと言う物質と一緒にくっついています。脳も血管の塊です。だから脳内へ簡単にはトリプトファンが入り込めません。

脳内モルヒネ物質が絶えず出続けたら、ハイテンションで毎日が面白おかしく過ごせるかもしれません。ですが、ご存知ですか?「ハイテンション」とは、英語の意味は気ちがいじみているという意味です。英語では、いつも超元気なことはエキサイティングと言います。24時間エキサイトしつづけたら、電池切れになるのは当たり前。くれぐれもランナーズハイの後の午後、電池切れにならないように徹夜はなるべくしないようにしたいものですね。今日も元気に健やかにお過ごしください。

夜間・土日祝の無料相談も随時受け付けております。
まずはお気軽にお問い合わせください。