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メンタルヘルス対策の研修セミナーをする時の選び方

2021年5月19日更新

職場で働く方々にとって、メンタルヘルス、日本語で「心の健康」を保つための社内のストレス管理は必携スキルです。このコロナ禍ではその必要性がますます高まっています。

最近では、メンタルヘルス不調者をストレスチェックテストでピックアップするのではなく、今現在は健康にもんだいはないビジネスパーソンのストレスをより良い状態に維持する事、つまり「メンタルヘルス不調予防策」の方に重要視されています。また科学的にも多くのことが分かってきています。ストレスは、いわば脳が疲労している状態を言いますが、この脳疲労に関しての研究は、1980年代から本格的に始まりまだ歴史が浅いのです。そこで今日は、エモーションストレス®統括マネジャーであるタニカワの観点で、「メンタルへルス対策に重要な職場のストレス対処」についてお話いたします。

メンタルヘルス対策の研修セミナーを依頼するときの選び方

私のようなメンタルヘルス対策をおこなう講師には、実は2つのタイプがいます。一つはコーピング技術で対話する保健師、もう一つはカウンセリングを専門にする心理カウンセラーです。私は研修ではその両方を使いますが、専門は感情ストレスのマネージメントです。

健康経営の顧問として、教育機関で健康教育に携わる一方で全国の行政機関や企業でストレスを抱えるビジネスパーソンたちの話をお訊きします。そしてその方や職場に最適なストレッチや軽運動プログラム作成し、トレーナーとして支援しています。

職場で働く方々にとって、メンタルヘルス、日本語で「心の健康」を保つための社内のストレス管理は必携スキルです。このコロナ禍ではその必要性がますます高まっています。

正しくストレス対処することでメンタルヘルス不調者は激減

その中で、メンタルヘルスとストレスの強い関連性については、私のところにご相談に来られる方が増えていて、働く皆さまの心の健康の重要性が認知されてきていることを感じます。特にコロナ禍では、これまでとは違った環境に激変したためメンタルヘルス不調者が急増しています。

企業や国がメンタルヘルスに注目し始めたのは1990年代で「過重労働」による自殺者が増加していました。その後、ハラスメントによる心の健康を害してメンタル疾患になる労災認定者数が激増してきました。

メンタルヘルス対策は、復職支援からストレス管理予防型に

当初、メンタルヘルス対策は、休職してしまった人たちの復職支援という位置づけでおこなわれていました。しかしメンタルヘルス不調で「欠勤」することより、「我慢して出社」するほうが経済損失は圧倒的に大きいことが科学的に証明されています。

東京大学の調べでは、「休む」ことの経済損失は日本では年間約400億円。一方、「ストレスを感じながらも出社(プレゼンティーズム)」での損失額は年間約4兆円と言う数字がでています。

WHO(世界保健機関)によって提唱されている概念では、健康問題が理由で生産性が低下している状態を「プレゼンティーズム」と呼んでいます。

また、WHOが提唱している類似の指標として「アブセンティーズム(absenteeism)」があります。これは、「健康問題による仕事の欠勤」、すなわち、病欠の事を差します。

谷深ければ山高し「落ち込む」ことも重要なストレスマネジメント

では職場でのストレスにどう対処すればいいでしょうか?「我慢」だけはしないでください。
「いろんな選択肢を考えられる状態にあること」が対処のポイントです。ただ中には「自分の悲観的なモノごとの捉え方をポジティブに変えましょう」とアドバイスをする人もいますがそれでは問題の解決どころか改善にもなっていません。ただの「気休め」「その場しのぎ」に終わってしまいます。

人は、新しい情報には、警戒心を起こしネガティブな反応を示すようにできています。それを、「気にするな」と無理して開き直ると、たしかに一時的には良いかもしれませんが、どうしてそのような状況に陥ったのか原因にたどり着いていません。そのため似たような問題や悩みにぶつかるリスクは減らず、二度同じ目にあったら言い知れぬ不安感が増えてくるでしょう。

ストレスに強い人が持つマネージメント・スキル

メンタルヘルスで重要なことは、いかに早く冷静な自分を取り戻せるかです。そうは言っても簡単ではありません。こんなストレスマネジメントのコラムを書いている私であっても、人間万事塞翁が馬で小さな出来事に一喜一憂してしまいます。感情的になって泣きたい!怒りたい!怒鳴りたい!と思った時は、えてして呼吸が非常に浅くなっています。呼吸が浅いため、酸素供給量が心臓に届かず、心拍数も高まってきます。そんな時のストレスマネジメントは「大きくゆっくりと深呼吸」してください。

「深呼吸ストレスマネジメント法」を新しい貴殿の生活習慣として是非加えてください。
週中の木曜日です。今日も健やかにお過ごしください。

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