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リモートワーク中に自分でストレスケアが簡単にできるようになるには

2021年5月16日更新

2年前の1日の始まりは仕事場に来ることから始まっていましたよ。ですので自宅と会社を移動している通勤時間で気分を変えることができました。

自宅から会社へ向かう通勤途中で、仕事モードにスイッチを切り替える。仕事が終わって自宅に帰るときは、リラックスモードに切り替える。さらにに通勤するということは必然的に「歩く」という身体活動量を増やして、メンタルヘルス対策にもメタボ予防にも良い効果を発揮していました。運動していないビジネスパーソンでも、この通勤時間は、ある意味、運動時間でもありました。

それが今はスマホの歩数計が1日で100歩くらい!なんてことになっていませんか?それどころか部屋から一歩も出ない生活になっている。これはカラダとメンタルにとって由々しき問題です。そこで今回は在宅勤務でのストレスケアについてのお話しです。

ストレスが高まると高血圧になるはホント

カラダのすみずみまで酸素や栄養を運ぶのが血液の仕事です。そのために血液の流れが速すぎず遅すぎず各器官が酸素や栄養を受け取りやすくさせる、いわば回転ずしのベルトレーンのような状態を維持する役目が『血圧』です。

何かの原因で血圧が高くなると、血圧のポンプである心臓の心拍数を減らして
血管の圧力を下げます。すると血管の管は拡がるので管が太くなったぶん血液の流れが遅くなります。こうして血管を太くしたり細くしたりして、血液を流す圧力を調整しています。

ところが、暑さや運動といったカラダが受けるストレスは、血圧を上昇させます。暑さや運動といったカラダが受けるストレスはノルアドレナリンが脳からでてきます。一方、心配や不安といった精神的ストレスは、ノルアドレナリンとアドレナリンの両方が出てきます。ですので、精神的ストレスは、誰もが受ける「暑い!、寒い!」といったストレスよりもメンタルストレスは強く、高血圧や動脈硬化になりリスクがぐっと高くなる理由です。

呼吸の調節が正しくストレス軽減させる重要ポイント

呼吸は、酸素をカラダに取り入れて、不要な二酸化炭素を排泄させる大事な仕事をしています。

酸素は、いったん肺に入ってから肺の毛細血管を流れる血液中に移動して全身に運ばれます。全身の細胞は、酸素を使ってエネルギー(熱)をつくります。エネルギーを作る間にできた不要な二酸化炭素を排出します。酸素をとりいれて二酸化炭素を捨てる仕事は、すべて脳が指令をだして行っています。

様々なストレスは、呼吸を促進させます。代表的な例が、過呼吸です。メンタルストレスは、脳の神経が指令して血圧上昇による過呼吸などに駅易経を及ぼしています。

ストレスが高まると糖尿病になりやすいは事実

糖尿病というと食べ過ぎでなると思っていませんか?実はストレスが高まると血糖値が上がり糖尿病にりやすくなるのです。そもそも食べ過ぎる原因は、ストレスがあるからストレス解消のために食べてしまうんですものね。これは鶏がさきか卵が先か問題と同じ理屈。

血糖値はふつう、お腹がすいている状態で1㏄の血液中にだいたい70~110ミリグラムの糖が流れています。食べ物を食べると血液ヲ流れる糖の量が急激に増えます。するとインスリンというホルモンが膵臓から出てきて骨や肝臓に糖を運んで、血液中の糖を70~110ミリグラムまで減らしてくれます。健康な心身であれば、ちょっとくらいの食べ過ぎは、ホルモンが働いてくれるので何の問題もないのです。

ところがストレスを受けると、糖の調節ができなくなります。「痛い!」といったカラダのストレスでも、心のストレスでも血液中の糖の数、つまり血糖値は上がってしまいます。もともと太っていて血糖値が高めな方が、お食事を節制していたのに精神的ストレスが引き金になって糖尿病になってしまった症例もでています。

ストレスにより血糖値が上がる理由は、血糖値を上げる働きをしているホルモン(グルカゴン)を出して、血糖値を下げる働きをしているホルモン(インスリン)を出さなくなるためです。
さて次回は血圧正常値、血糖値正常値にする実践編です。リモートワークの合間にできる簡単ストレッチを配信予定です。カラダの司令塔である脳をスッキリさせてお仕事をサクサク進めましょう。今日も暑いですが正しいストレス対処で暑さを乗り越えましょう。もうひと踏ん張りです。

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