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”感情労働”といわれる働き方/ストレス用語memo

2022年12月26日更新

ストレスにならない働き方ができるなんて、おそらくほぼどの職種でもありえないでしょう。どんな仕事も感情をコントロールして業務を遂行するには、ストレスが大なり小なりかかってしまうからです。

感情を使う働き方とは、そういう職業か?

社会学者A・R・ホックシールドが発表した論文で、この「感情労働」という用語を初めて使われました。
感情労働とは

「相手の精神を特別な状態に導くために、自分の感情をコントロールさせることを職務にする、精神と感情の協調が必要な労働」

と定義しています。

ホックシールドは適切な感情と、不適切な感情を説明しています。ホックシールドが言う感情労働の職業は、最初はCA(その頃の呼び名で”スチュワーデス(女性のCA)”と呼んでいました。スチュワード(steward男性)未だいなかったのでしょうね)だけを取り上げていました。

感情労働の職業はどんどん増えている

その後、自分の感情を押し殺して笑顔で接客をしなければならないサービス業も、感情労働と呼ばれるようになりました。
つまり業務上、どんな相手に対しても怒ったりしないで、本心を押し殺して業務を遂行することが求められる働き方を感情労等と呼びます。

体を使った作業を賃金に変える「肉体労働」や、頭を使って創出したアイデアなどを賃金に変える「頭脳労働」に対して、「感情労働」とは、その名の通り、感情を抑えることで賃金を得ます。サービス業で働くビジネスパーソンの多くが、決められた感情の管理を求められ、規範的な感情を商品価値として提供しているのです。

現在、「感情労働」には「看護師」や「介護士」「客室乗務員(CA)」が代表的な職種として論文投稿数が非常に多く投稿されています。。
しかし、さきほどお話しした、サービス業の「店舗販売員」はおろか、カスタマーセンターやコールセンターで働く「オペレーター」、官公庁や企業の「広報」、「苦情処理」、「顧客対応セクション」、マスメディアの「読者や視聴者応答部門」なども感情をコントロールしなければ続かない職業です。
そう考えると
「秘書」、「受付係」、「エレベーターガール」、「ホテルのドアマン」、「銀行店舗の案内係」、「不動産営業等のサービス業」も感情労働に該当します。

感情労働レベルの高い職業があります

中でも、自分の気持ちを抑えながら、相手の感情も操作しなければならない高度な感情労働の職業があります。

聖職と呼ばれる「教師」や「看護師」がその典型的な感情労働です。

教師や看護師といった教育機関・医療機関で働く人の感情労働は、『深層演技の感情労働』とよびます。

学生さんや患者さんに信頼・安心を与えながら、且つ、教育や医療を施さなければならない重要なミッションを背負った専門職業です

今は、どの仕事も感情労働を強いられています

コロナ感染が始まり、働き方もリモートワークに代わったビジネスパーソンも大勢いらっしゃいます。リモートワークだから、対人によるストレスもなくなり、メンタルヘルス不調は減ったはずと思いませんか?
ご存知のように、反対に増えています。なぜ増えてるのでしょう?
運動不足だから?
ダラダラした生活になったから?
それも一因ですが、

働き方がリモートになって在宅になってもやはり、ZOOMやメールで「感情をコントロールしたコミュニケーション」が必要です。

「ITエンジニア」のようなコンピュータと向き合う仕事でも“顧客満足”のためにコミュニケーションしながらの作業が必須です。

どの職場においても「感情の悩み」が増えており、すべての職業が感情労働的になってきています。正規・非正規の社員格差、ブラック企業、成果主義の導入などで社会全体でメンタルヘルスの問題が深刻化していることが原因の一と言えます。

自己の感情を無理にコントロールして働くうちに本来の自分らしさが失われ、「買い物依存症」や「ギャンブル依存症」に陥ったり、暴力的になったりする人も存在します。

感情労働に適性はあるの?

たとえば、自分は人とのコミュニケーションが大好きな方はサービス業が適していると思いませんか?ただ単に好きな事と、好きな事で対価を得るのは全く違います。
どんなにおしゃべりが好きでも、顧客や相手に、自分を信用してもらい、その上で商品を買ってもらったり、サービスを受け入れてもらったりといった行動になるからです。それだけに、どんなにおしゃべり好きな人でも、感情労働をしていれば、知らず知らずのうちに疲れを溜めて、「バーンアウト」(燃え尽き症候群)を招きかねません。

自分の感情(本心)を守るためにも、仕事とプライベートをしっかりと切り替えることがプロとしての重要なテクニックです。

夜間・土日祝の無料相談も随時受け付けております。
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