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ストレス研究memo

自分にとっての適度な運動量を知るためのストレス評価方法とは

2023年6月9日更新

こんにちは、けんこう総研代表講師のタニカワです。今日は運動と私たちの精神状態、そしてストレスとの関連性について話したいと思います。この話は、運動がただ体を動かすだけでなく、私たちの心や健康にどのような影響を与えるかについて深く考えてみたいと思います。

運動のやりすぎは寿命を縮める

運動は、健康に良いということはどのたでも知っていますよね?!けれども、あまりにも厳しい運動は逆に体に負担をかけ、結果として健康に悪影響を及ぼすこともあります。例えば、プロスポーツ選手は、過度のトレーニングのために、時には平均寿命が短くなることが報告されています。

運動好きな人でも運動はストレスになる

運動は一種のストレスです。ストレスであっても、運動の量や強度、私たちがどのように感じているかが、その効果はプラスにもマイナスにも働きます。適度な運動は「ユウストレス」と呼ばれ、私たちの体と心に良い影響を与えます。しかし、過度な運動は「ディストレス」に変わり、それは病気を引き起こす可能性があります。

ストレスがかかると出る物質

これを具体的に見ていきましょう。
私たちの体は運動を通じてストレスに反応し、様々な物質を放出します。その中には、アミラーゼ、コルチゾール、SIgA、クロモグラニンAなどが含まれます。これらの物質は私たちのストレスレベルや運動の量を示すバロメーターのようなものです。

しかし、運動の強度だけが全てではありません。運動後の心理的な変化も重要な要素です。ある運動が私たちにストレスを感じさせるかどうか、またその程度は、私たちの心理的な状態によるところが大きいのです。適度な運動の量を決めるためには、運動の強度だけでなく、それが私たちにどのような心理的な影響を与えるかを考慮することが必要です。

私たちが健康な生活を送るためには、適度な運動が重要です。適度な運動量を知るためには、運動が私たちの体に及ぼす影響だけでなく、心に及ぼす影響も理解することが必要となります。それぞれの身体と心が、どの程度の運動を快適に、また効果的にこなせるかは、人それぞれ異なります。私たち一人一人が自分自身を理解し、自分に合った適度な運動を見つけることが大切です。

だからこそ、これから運動を始めようとしている方、または既に運動を続けている方には、自分自身を観察し、感じることをお勧めします。自分が運動をする前と後で、どのような心理的な変化が起きているのかを。そしてそれが自分のストレスレベルにどのように影響しているのかを理解することが重要です。

近年の研究では、運動の強度を測定するためのさまざまな指標が用いられています。その一つが心拍数や酸素摂取量で、これにより私たちの身体が運動にどれだけエネルギーを使用しているかを測定することができます。

さらに、ストレス反応の指標として、唾液中に分泌される生理活性物質の分析も進んでいます。非侵襲的な手法で測定可能なこれらの物質は、ストレスと身体の反応を理解するのに非常に有用です。

例えば、アミラーゼは、運動やストレスによって分泌が増加する物質で、全身レベルでの交感神経の活性レベルを推定する上で役立ちます。また、コルチゾールはストレス時に分泌が増加し、血糖値を上昇させ、身体のバランスを調整する役割を果たします。

これらの物質の測定は、ストレスと身体の反応の関連を明らかにし、適度な運動がどのようにストレス緩和に寄与するかを理解する手助けとなります。

これにより、運動をすることで得られるストレス緩和の効果を最大限に引き出し、かつ運動による過度なストレスを避けることが可能となります。適度な運動は、私たちの身体だけでなく心にも効果的であり、その結果として全体的な生活の質を向上させることができるのです。つぎに、私たちが直面している現代の課題でもある、ストレスについて、そしてその緩和方法としての適度な運動についてお話しします。

まず、ストレスとは何かを理解することから始めましょう。私たちが困難な状況に直面したとき、我々の身体はそれに対処するためにさまざまな化学物質を分泌します。これがストレス反応です。しかし、この反応が長く続くと身体に負荷がかかり、身体だけでなくメンタルヘルスに悪影響を及ぼしてきます。

科学者たちは、適度な運動がこのストレス反応を緩和し、健康を保つ一助となることを明らかにしようとしています。運動によって生じる生理的な変化は、ストレスに対する我々の身体の反応と一部似ています。したがって、運動を通じて身体がストレス反応に慣れることで、日常生活のストレスに対処する能力が高まるのです。

自分自身の適度な運動を知るための方法

近年の研究では、運動の強度を測定するためのさまざまな指標が用いられています。その一つが心拍数や酸素摂取量で、これにより私たちの身体が運動にどれだけエネルギーを使用しているかを測定することができます。

さらに、ストレス反応の指標として、唾液中に分泌される生理活性物質の分析も進んでいます。非侵襲的な手法で測定可能なこれらの物質は、ストレスと身体の反応を理解するのに非常に有用です。
例えば、アミラーゼは、運動やストレスによって分泌が増加する物質で、全身レベルでの交感神経の活性レベルを推定する上で役立ちます。また、コルチゾールはストレス時に分泌が増加し、血糖値を上昇させ、身体のバランスを調整する役割を果たします。これらの物質の測定は、ストレスと身体の反応の関連を明らかにし、適度な運動がどのようにストレス緩和に寄与するかを理解する手助けとなります。

最後に、私たちが運動をする際には、単なる運動の強度や量だけでなく、その運動が私たちの心理状態にどのように影響を与えるのかを考えることが重要だということを心に留めておきましょう。そしてそれを考慮に入れて、自分に最適な運動量を見つけることが、健康な生活を送るための第一歩となるでしょう。

皆さまが自分に最適な運動量をみつけ、心と体の健康を維持する助けになれば幸いです。

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