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タニカワ久美子の講演スピーチ

心と体のバランスを保つタニカワメソッド呼吸法

2023年7月1日更新

こんにちは、けんこう総研代表研修講師のタニカワです。今日は呼吸についての重要なお話をしようと思います。特に、今日はタニカワメソッドという私が考案した特別な呼吸法に焦点を当てたいと思います。

意識できる呼吸と意識出来ない呼吸

まず、呼吸とは何か考えてみましょう。それは、私たちが生きるために絶対に必要な行為です。けれども、普段から意識している人はほとんどいらっしゃらないと思います。

呼吸の仕組みは主に三つに分けられます。
1.大脳皮質運動野による意識呼吸
2.自律神経による無意識の呼吸、
3.運動神経による意識的な呼吸

さらに呼吸には、それ以外の第四のタイプが存在します。
それが
4.「情動呼吸」と呼ばれるものです。
これは、私たちの感情の動き、つまり緊張や不安などのネガティブな情動が引き起こす呼吸のパターンです。

ネガティブな情動がひきおこす呼吸

例えば、急にびっくりしたり、緊張すると、呼吸は浅くなり、速くなります。一方、リラックスすると呼吸は深く、ゆったりとなります。これが情動呼吸の特徴です。

この情動呼吸が過度になると「過呼吸」につながります。これは、不安や緊張からくるもので、深くて早い呼吸が続く状態です。この結果、体から出る二酸化炭素の量が多くなり、血液中の二酸化炭素の濃度が下がり、血液がアルカリ性に傾く状態を引き起こします。これが「アルカローシス」と呼ばれる状態で、これがしびれや震え、さらには脳の血管が収縮して失神する原因となります。

情動呼吸をおさえるタニカワメソッドの呼吸法

過呼吸を抑えるためには、タニカワメソッドを活用することが効果的です。この方法は深い呼吸を続けることで副交感神経を刺激し、体をリラックスさせる効果があります。これにより、感情の揺れ動きが抑えられ、呼吸も安定します。

今日ご紹介したタニカワメソッドは、緊張や不安などが高まり過呼吸になりがちな状況でも、深く、穏やかな呼吸を続けることで体のリラックス状態を保つ手段となります。この穏やかな状態が持続することで、心の安定にもつながります。つまり、意識して深くゆったりとした呼吸を心掛けることで、不安や緊張が和らぎ、気持ちが自然に穏やかになるというわけです。

過呼吸回復の昔と今

過呼吸からの回復には以前、「ペーパーバッグ法」など、自分の呼気を再度吸い込む方法が推奨されていました。しかし、これは窒息の危険があるため、現在では推奨されていません。その代わりに、タニカワメソッドのような深い呼吸法が有効とされています。

効果の上がる深呼吸の具体的なやりかた

1.息を深く吸う:
  横隔膜が下がり、外肋間筋と協力して胸郭のスペースを広げることができます。
2.息を長く吐く:
  横隔膜が緩んで上がり、内肋間筋と協力して胸郭が狭まります。
呼吸筋を使って呼吸することで、深くてゆっくりとした呼吸が可能となり、体と心がリラックスするのです。

誰でもわかりやすく実践しているメンタルヘルス運動が、タニカワメソッドによる「呼吸法」

タニカワメソッドによる「呼吸法」は、副交感神経を刺激し、自分の体をリラックス状態に導くための呼吸法です。そして、これを繰り返すことで、呼吸筋を柔らかくすることができ、更に深い呼吸をすることが可能となります。

私たちの呼吸は、無意識の中で行われています。呼吸は、感情に左右されるとメンタルヘルスへの問題が生じます。メンタルヘルス不調の問題を解決する手段にはタニカワメソッド呼吸法がおすすめです。深くてゆっくりとした呼吸を心掛けることで、心身ともにリラックス状態を作り出し、過呼吸を防ぎます。タニカワメソッドを毎日の生活に取り入れてみて、その効果を実感してみてください。

呼吸は生命維持の基本であり、呼吸の質は心と身体の状態に深く影響を及ぼします。それゆえ、タニカワメソッドのような深呼吸を続けることは、心の健康と体の健康を両立するための重要な手段となります。

新しい習慣を取り入れることは時間と努力を必要としますが、タニカワメソッドを効果的に実践するには、まずその手順を理解し、次にその手順を実際に行ってみてください。何か新しいことを学ぶとき、誤解や混乱が生じやすいものです。もし何か疑問や不明点があれば、遠慮せずご質問してください。全力でサポートします。

深呼吸を習慣として取り入れることで、自分自身の心と体をコントロールることができ、より健康的で、より質の高い生活を送ることができることと思います。健康と成功のために、これからもご一緒に頑張りましょう。今日はここまでとさせていただきます。健康と幸せのために、この情報が役立つことを願っています。
ご静聴いただき、ありがとうございました。

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