4月に入り新入社員さんがはいられた会社内の空気は、いつもと違っているのではないでしょうか?新入社員さんの緊張が職場にも伝わってくると、職場内の空気も一変させるものです。未だ海のものとも山のものともわからない入社したばかりのご本人の精神的な疲れは並大抵のものではないことくらい推し測れます。是非、今の気持ちをずっと持ち続け成長してほしいものですね。
さてこの時期の、この新入社員さんの緊張や、彼らを迎える職場のストレスは悪くはありません。むしろ健康に良い緊張とストレスになっているはずです。
では、良いストレスや緊張と、悪いストレスや緊張は、何が違うのか?今日はそのお話をいたします。
先ほど4月の職場の緊張感は、入社したてのビジネスパーソンにとっても良い緊張だとお話しましたが「そんなことはない!」と反論される方がいらっしゃったはず。ぬるま湯体質の学生生活から甘えがゆるされない社会人になることをいきなり求められたらストレスは一時的に増大してしまいます。
このストレスが高まったりするのは、入社1年目ではなくとも、人によって個人差があり、ストレスの表れ方が違ってきます。
ストレス・緊張=悪ではありません。先ほど、極度の緊張と高ストレス状態で、羽生結弦選手がフィギアスケート世界大会で1位になりましたよね。彼が良い結果を生み出せたのは、心理的ストレスだけにとどめて、身体的ストレスにさせなかったからです。
ふつう緊張やストレスが高まると、知らず知らずのうちに筋肉が力み硬直しています。こんな言葉をかけられた経験ありませんか?「肩の力を抜きましょう」
そうなんです。力が入ると、肩は上がり首がすくんでしまいます。いわゆる猫背姿勢になってくるのです。猫背になると背骨や骨盤の歪みを生じさせます。
背骨と骨盤は、体をつくる大枠で芯柱です。芯柱が歪んでいたらどんな家でも崩れてしまうのは目に見えていますよね。
たかが猫背と軽く見てはいけません。猫背により横隔膜が狭くなり呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなると脳に回る酸素の供給量が減少して、ポジティブ感情が生まれなくなり“抑うつ感情”が発症させやすくなります。
4月で環境が激変するのは、台風がやってきたのと等しい環境です。新築の歪んだ家は、またたくまに壊されてしまいます。
新入社員に迎える職場の方々に、お伝えしたい事。「肩の力を抜きましょ」と
お声がけしてあげてください。もちろん頑張っているご自分にもです。頑張っているのはご自分が一番良く知っています。自分の心と体にどうかいたわりの言葉を、トイレの中でもいいです。声に出して一言、おっしゃってあげてください。「頑張ってるね。でもちょっと肩の力をぬきましょうよ」
今日も健やかに過ごしましょう。
●コラムの更新をお知らせします!
↑ここから簡単登録。メールアドレスをご登録頂くと、コラムの更新時にお知らせメールをお届けします。最新号をお見逃しされないために、ぜひご登録ください。