NIZIUの振り付けをヒントにした軽体操で、脳と身体の血流量を増やしてリモートワークを立て直しましょう。
あんなに暑かった夏から秋の空に変わってきたな~と思ったら、突然冬になってしまいましたね。こんな季節の変わり目は、疲れがたまりやすいのですが貴殿はいかがですか?こんにちはけんこう総研のタニカワです。たまった疲れをリリースするには、健康の根幹である「身体活動量」を科学的に増やすのが効果的です。ちまたで良いと言われているストレス解消法は実は、裏目にでて「単なる気晴らし」だったり、「その場しのぎの気休め」だったりすることが少なくありません。そこで今回は、某月刊紙で私が連載している疲労回復術の一部をお届けします。今夜からでも、取り入れてみてください。きっと明日は、今日よりも明らかに疲労回復して体調がよくなるはずです。
目次
脳疲労は身体に影響する「疲労セルフテスト」
デスクワークだから体は全然使っていなくても、脳を酷使しているとヘトヘトに疲れます。脳の疲れは身体にも影響してきます。そこで貴殿の疲労度を客観的に診てみましょう。パソコン作業は同じ姿勢で長時間すごすため、NEAT (非運動性熱産生)なります。NEATニ―トと言っても、ひきこもりの事ではありませんよ。ニ―トは、運動運動以外の身体活動で消費されるエネルギーで疲れてくることを指します。つまり「今から運動するぞ」と意気込んでトレーニングをするのではなく、普段の生活の中でさりげなく使うエネルギーです。
NEATが減ってくると真っ先に柔軟性が低下する
パソコン作業などのデスクワークは、血流を低下させてしまうのでその結果、血管が網ネットのように張り巡らされている筋肉を硬直させてしまい増々、血流も低下してしまう負のスパイラルにはまってしまいます。
脳は、ストレスでも運動でも疲れる
電車に乗り遅れまいと、駅まで走ったりすると「心臓がドキドキ」したり「呼吸がゼイゼイ」したりして息が上がりますよね。これは、走ったことによって体内の空気が温まったため、外に出そうとしているのです。実は、心拍数も呼吸も自律神経が司令塔となってコントロールしています。ということは、運動をすると、脳が責任者として頑張っているのです。脳の中でも視床下部と帯状回は自律神経の中枢です。
疲労たたまる部位と、疲労を感じる部位は違う
脳は、部位によって働きが違います。これがやっかいなんです。
疲れを感知する脳の部位は、前頭前野(前頭葉)の眼窩前頭野(がんかぜんとうや)
眼窩前頭野は、βーエンドルフィンや、やる気を生み出すドーパミンといった神経伝達物質が出ると「疲れ」を麻痺させてしまいます。このお話しはけんこう総研コラムの人気記事「脳内麻薬「ランナーズハイ」は徹夜明けに起こりやすい」でもお話ししていますのでお時間があるときに是非ご覧ください。
飽きたら、それは疲労サインです
単調な仕事をしているときはアクビがでたりして飽きますよね。飽きというのは実は、警報レベル1の疲労のサインです。<strong>長時間のパソコン作業でミスタッチが多くなるのも疲労サイン。逆に、だらだらと手抜きをしながらいつも働いているような人に疲労サインは現れません。飽きているのに作業を続行していると、生産性は明らかに下がってきます。
適切な脳刺激と身体活動で疲労リリース
1日中パソコン作業をした後の脳も、筋肉をたくさん動かした後の身体も、脳か身体かどちらか一方だけを長時間働かせていると、質の良い睡眠がとれません。翌朝、まだ疲れが残っている状態になってしまいます。とくにリモートワークなどで朝から寝る直前までパソコン作業をしているビジネスパーソンには、NEATニ―トの活動量を上げていただきたいのです。そこで私は、今日本で話題沸騰中の『NiziU』のデビュー曲「Make You Happy」のダンスの振り付けを分解した軽体操に創作しました。運動苦手でも、音感0でも楽しく手足動かせます。更に音楽を聴きながら手足を動かすと、今まで使ったことのない脳の部位を刺激させます。文字起こしをしようと思いましたが、やはり動画でないと無理ですね。時間が取れたら動画撮影して、けんこう総研WEBサイトにアップします。
科学的な疲労の定義はありませんが、身体の疲れと脳の疲れはセルフ診断で把握することができます。身体の疲れは、筋肉痛があるから誰でも把握することはできますが、やる気や使命感に燃えてるビジネスパーソンの脳やメンタルの疲労というのは、ある日突然ガクンと襲い掛かります。そうなってから対策をうっても遅いのです。脳の疲労は、自分自身ではなかなか感じることができません。脳の疲労度をより効率的に客観的チェックをして疲労を正しくリリースしてあげましょう。今日も健やかにお過ごしいただけますように。




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