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タニカワ久美子の講演スピーチ

【産業ストレス専門家タニカワ講演】血流アップでメンタルヘルスゼロへ

2025年1月24日更新

こんにちは。産業ストレスを専門に研究し、その研究成果を職場や現場に繋ぐ活動を全国で展開しているタニカワ久美子です。

日々の仕事や生活の中で、「なんとなく体調がすぐれない」「気分が上がらない」と感じることはありませんか?

富士山

産業ストレス専門家・タニカワ久美子が、自律神経を整えて脳の血流量をアップする7つのセルフケアを解説。ストレスケアがうまくいかない理由から、行動を定着させるコツまで学べます。従業員の健康行動を促し、メンタルヘルスをゼロに近づけるヒントが満載。18日~8か月の脳回路形成期間も紹介し、職場での実践をサポートします。


実はその“不調の原因”は、自律神経の乱れに起因している可能性があります。
さらに、ストレスケアがうまくいかないと脳の血流量が低下し、パフォーマンスやモチベーションにも影響を及ぼすことが分かっています。

そこで今日は、私の講演で「血流アップでメンタルヘルス0(ゼロ)へ」をテーマにお話ししている中から、
自律神経の調整や脳の血流量を上げるための7つのセルフケア方法を具体的にお伝えいたします。
・日々の不調に悩んでいる方、
・社員のストレス管理や健康経営を推進されたいと考えている企業・健康保険組合の皆さまに向けて、
現場で使える実践的なヒントを盛りだくさんでご紹介していきます。

講演テーマ概要:「血流アップでメンタルヘルス0へ」

私たちが元気に働き、日々を快活に過ごすには、脳へ十分な血流が届けられることは とても重要ポイントです。
脳の血流が滞ると、集中力の低下や気分の落ち込み、さらには睡眠障害や慢性疲労感など、さまざまな不調に見舞われやすくなるからです。

この「脳の血流」は生活習慣によって向上できることが分かっています。

この講演では、ストレス科学や脳科学、そして産業衛生の知見をベースに、誰でも簡単に始められる7つのセルフケア方法を中心にお話しします。
講演タイトルの「メンタルヘルス0(ゼロ)」には、「不安や疲労などのマイナス要因をゼロに近づける」という願いも込めたテーマです。

なぜ自律神経が鍵となるのか

自律神経は、交感神経と副交感神経という2つの神経から成り立っています。
そして自律神経は、体や心の活動バランスを自動的に調整しています。
ストレス過多や不規則な生活が続くと、自律神経のバランスが崩れやすくなり、結果として血圧や体温、消化機能、睡眠など、さまざまな面に影響を及ぼします。

特に現代のビジネスパーソンは、長時間労働、テレワークによる生活リズムの乱れ、さらには情報過多による精神的負荷など、多くのストレス要因に晒されています。
このような背景から、自律神経の乱れは“現代病”とも言えるほど広く浸透してきました。
自律神経を整えるセルフケアが習慣化されれば、脳への血流量も上がり、心身の不調が緩和されるだけでなく、仕事でのパフォーマンス向上も期待できます。

脳の血流を上げる7つのセルフケア方法

タニカワの講演では、7つのアプローチを実際に講演中にご一所にしていきながら解説しています。

1. 呼吸法の見直し

腹式呼吸による副交感神経の活性化、交感神経とのバランス調整

2. 軽度の有酸素運動

ウォーキングやストレッチで血流を促進し、体内に酸素を巡らせる

3. 正しい姿勢と体幹トレーニング

猫背を改善し、首・肩こりを軽減することで脳への血流をサポート

4. 意識的な水分補給

血液の粘度を下げるために欠かせない、水やお茶のこまめな摂取

5. 質の高い睡眠環境の整備

照明・室温・寝具などを整え、副交感神経が働きやすい環境を作る

6. リラクゼーションの導入

音楽や香り、マインドフルネス瞑想などで交感神経を抑え、副交感神経を優位にする

7. コミュニケーションによるストレス発散

周囲との対話や相談の仕方を工夫することで、メンタル面の緊張を解きほぐす

セルフケアは、いずれも特別な器具や高額な投資は不要です。
すぐに始められるものばかり。
自律神経が整いやすくなり、脳の血流アップとメンタル安定を目指せるため、大変おすすめの方法です。

セミナー後に実践が続かない理由

実際、多くの方が「セミナーで学んだセルフケアをぜひ試そう!」と意欲的に思われる一方で、職場に戻ると日常業務に追われていつの間にか忘れてしまうという現象に悩まされています。
これは決して意志が弱いからではありません。

日常生活に戻ると、忙しさや人間関係、突発的なトラブルなど、さまざまなストレス要因が一斉に目の前に押し寄せます。
すると、新しく学んだことよりも“これまでの習慣的行動”のほうが無意識に優先されてしまうのです。
これが、せっかく学んだ健康行動が定着しにくい主な理由です。

脳の回路が変わるには18日~8ヶ月かかる

脳科学をベースにした**デビッド・ロック氏の研究によると、新しいスキルや行動を無意識レベルで実践できるようになるまでには、
18日から8ヶ月**ほどかかると報告されています。これは、脳内のシナプス結合(回路)が再編され、新しい習慣として定着するまでにどうしても一定の時間を要するためです。

「やろう!」と思った瞬間に脳回路が切り替わるわけではないので、学んだ内容を身につけるには、継続的なトレーニングと意識的な工夫が不可欠です。
短期的な講演やセミナーを受講するだけでなく、その後に振り返りや復習の場を設ける、あるいは周囲と情報を共有し合うなど、環境づくりや仕組みづくりを同時に進める必要があります。
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健康行動を職場で定着させるポイント

1.小さな目標設定

「毎日10分間だけ呼吸法を練習する」など、小さな行動から始めると継続が容易になります。

2.職場全体で共有

上司や同僚が一緒に取り組むことで、互いに声を掛け合い、モチベーションを保ちやすくなります。

3. 定期的なフォローアップ

講演やセミナー終了後も、フォローアップメールやミニ勉強会などで振り返りの機会を作ると行動が定着しやすいです。

4. 成果を可視化する

「ストレス度チェックリスト」や「健康指標(血圧・脈拍など)」などを見える化することで、自分や組織の変化を確認し、達成感を得られます。

こんな方におすすめです

健康保険組合のご担当者様

組合員の健康増進施策として、ストレス管理と血流改善の知識を広めたい方

企業の人事・総務ご担当者様

健康経営の一環として従業員のストレスケアを強化し、生産性向上を目指したい方

管理職・リーダー層

部下のメンタルヘルスを守るために、実践的なストレスケアのポイントを学びたい方

セルフケアに興味のある個人の方

日々のなんとなく不調を解消し、心も体も軽やかに過ごしたい方

講演概要・お申し込み方法

講演タイトル
「血流アップでメンタルヘルス0へ:こころが楽になる処方箋」

内容
・ 自律神経と脳の血流の関係
・日常で使える7つのセルフケア方法
・ 脳の回路が変わるまでの18日~8ヶ月理論
・健康行動を定着させるための職場環境づくり

所要時間
約60分~90分(ご要望に合わせて調整可能です)

開催形式
・オンライン講演(Zoomなど)
・対面講演(貴社会議室やイベント会場など、全国対応)

参加費用・お問い合わせ
詳細につきましては、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。企業規模や開催目的に応じて柔軟にプランをご提案いたします。

本講演は、私自身が産業ストレスについて研究し、そのエビデンスをもとに“実践の場”で活かすための橋渡しを続ける中で生まれた内容です。
ストレスを軽減し、脳の血流量を上げるための具体的な方法から、職場に戻っても無理なく続けられるコツまで、幅広くカバーいたします。

「学ぶだけで終わらせたくない」「従業員の健康行動をしっかり定着させたい」という皆さまにとって有意義な機会となれば幸いです。
ぜひ積極的にご参加いただき、自律神経を整えて心が楽になる日々を目指しましょう。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

夜間・土日祝の無料相談も随時受け付けております。
まずはお気軽にお問い合わせください。