私タニカワが講師をしていて先ず質問されるのが「なぜ(タニカワ)カタカナなんですか?」その答えは講演の笑い話エピソードとしてよくお話しています。全国に研修や講演を行っていますので機会がありましたら答えを聞いてくださいね。と言ってもったいぶらせるようなエピソードでもないのですが今日は、2番目に多い質問の答えをお話しさせて頂きます。
「タニカワ先生は、何故バレエを辞めて、フリーの管理栄養士になって、今は健康経営の企業研修講師をされているんですか?」名刺交換の時に良く質問されます。
ストレスマネジメントのきっかけは仕事帰りに始めたクラシックバレエ
バレエダンサーなんて言うと優雅な踊りをイメージしますが実態は体育会系の超ハードなスポーツです。私は大学を卒業してHITACHIに入社しました。数ヶ月が経ち社会生活にも慣れてきたと同時に、だんだん決まりきった業務や自宅と会社の往復に疲れ果てる日々にストレスを感じてくるようになりました。そんな時に偶然TVで見たのがクラシックバレエだったんです。バレエの動きは大型の鳥、ワシや白鳥の羽の動きに似ているというテレビの説明に妙なカルチャーショックを覚えたのが、健康経営(ストレスマネジメント)の仕事をするきっかけでしたね。
善は急げのことわざ通り、翌週にはもうクラシックバレエの稽古を始めてました。8年前にコンテンポラリーバレエに変更し3年前までバレエは仕事をしながら続けました。
現役は42歳で引退しましたが3年前の50歳までやりましたね。最初の頃はただ上手に踊りたいの一心でした。そのうちダンサーは、いつも身体のどこかが不調であったり故障していることに違和感を覚えました。
プロスポーツ選手に故障やケガが多い理由
バレエリーナに限ったことではありませんが、どのようなスポーツでもスポーツを極めれば極める選手やアスリートほどケガと戦っていませんか?スポーツをする人は明くるい性格に人が多く病気やケガとは縁遠い生活を送っているに違いない。と思いがちですが世界に名だたるトップアスリートではなくても、スポーツを仕事としている職業のひとはケガの大小や種類を問わず「身体の不調や故障」と年中格闘している現実をバレエを通してまざまざと見ました。
何故セミプロやプロのスポーツ選手はケガが多いのか?
彼らは、大会に勝つために日々稽古(練習)をしています。プロと名の付くスポーツ選手は勝利+観客に感動を与える領域のプレイを見せなくてはだめです。
例えば
・プロボクサー打たれ強くて終始守りの態勢でこらえ結果「判定勝ち」しても観客は納得しません。
・バレエダンサー一つもミスなく踊っても、その踊りにお金を払う価値がなければいけません。
プロであるためには、身体(骨や筋肉)が壊れるギリギリの技術でスポーツを行っています。
だから一般人よりもケガの数は多いし、スポーツによっては一般人よりも健康寿命は大幅に低い種目もあるはずです。
社会人でバレエを始めた理由は、バレエ(スポーツ)はいつまでも若々しく元気でいたいたかったからです。
「あれっ、スポーツ選手=健康な人ではないんだ。
スポーツをし過ぎると健康ではなくなるの?
ならば、40歳過ぎてまで無理して稽古に励む意味がないよね?」
とお金がかかる現役バレエ生活をあっさりと辞めました。
生涯スポーツとしてのバレエに挫折して、メタボ(生活習慣病予備群)の減量指導の仕事で管理栄養士の仕事を今度は開始しました。 明日につづく