ストレスフルな「感情労働」の職場の4つのメンタルヘルス対策

感情労働ストレス対策

ストレスがなぜ「うつ」や「体調不良」につながるのか

人は強いストレスを感じる状況において「いやだ」とマイナス思考でとらえると、まず扁桃体の血流量が増加し、心拍数が上昇、血圧も上昇します。そして、そのストレスに対する防御反応として「ノルアドレナリン」が分泌されます。

短期的には、注意力を高めたり、集中力を高める効果のある「ノルアドレナリン」は長くストレスを感じる状況が続く場合には、逆にストレスからの逃避作用が強く出て、感情を感じにくくなったり、免疫作用の低下を招き、「うつ」や身体的な不調の原因になることがあります。

脳からの神経伝達物質のアンバランス

脳をコントロールする「神経伝達物質」セロトニン。不安を解消し、気分をよくさせる。ノルアドレナリン。注意力を高め頭がクリアに。ドーパミン。意欲を高め、気分をよくさせる。

脳をコントロールする「神経伝達物質」には、他にも不安を解消し、気分をよくさせる俗にいう幸せホルモン「セロトニン」や「ドーパミン」がありますが、

同じく、強いストレスに長くさらされることにより「セロトニン」の分泌量が低下することにより「うつ状態」になったり、「快」を求めるためにアルコールや、タバコやコーヒー、精製された砂糖などに依存する傾向が強くなります。

また、「ドーパミン」の過剰放出は、統合失調症などを引き起こすことが知られています。

ストレスによる前頭葉の機能の低下が起こります

前頭葉のストレスによる萎縮

ストレスを受けている状況下では、前頭葉の血流量も低下することが分かっています。
感情労働における環境のように慢性的なストレスを受ける状況が続くと、さらに前頭葉の萎縮を引き起こすことがあります。

前頭葉は、脳において、思考、自発性(やる気)、感情、性格、理性などを司る部分であり、
この前頭葉の血流量が減って機能が低下することも「うつ」の原因になる一因とされています。

行動においても、感情の起伏が激しくなったり、意欲も低下、さらに理性的な判断力が低下することで仕事上のミスを起こしやすく、職場でのストレスをさらに増加させる悪循環を生むことになってしまいます。

感情労働の現場でできる4つのストレス対策

企業内でのメンタルヘルスの必要性が意識されるようになる中、
あらゆる顧客からの要望に応えるカスタマーサービスや販売、営業、接客などの職業や、
病院や介護施設における看護師や介護士、生徒や保護者の要求と学校の教師など、
自身の感情を抑えて、常に笑顔での接遇が求められる仕事は「感情労働」と呼ばれ、特に感じるストレスが強いことが問題視されるようになってきました。

けんこう総研ではこのような「感情労働」の職場において取り組めるメンタルヘルス対策として次の4つの取り組みを提唱しています。

ストレス対処法

それは、
職場でできる「ストレスリリース」と「心理的リフレーミング」
そして、自宅で取り組んでいただきたい「正しいストレス解消法」と「ストレス耐性を高める食事や生活習慣」の4つです。

けんこう総研のセミナーでは、スタッフの方々が取り組める、こうしたストレスへの効果的な対処法についてお伝えしています。

職場でできる「ストレスリリース」

特に「感情労働」の職場においてはストレスを感じること自体はなかなか避けられません。

その場合、ストレスを感じる状況が発生したらできるだけ早く、そのストレスを感じている「感情」を手放すことが大事です。

けんこう総研のセミナーでは、呼吸法や軽い運動など、職場でその場でできる「ストレスを逃すコツ」をお伝えしています。

ストレスが低減する「心理的リフレーミング」

心理的リフレーミング

また、「心理的リフレーミング」は、スタッフのモチベーションを高め、作業効率や意欲の向上にもつながることから効果が高いと考えます。

メンタルヘルス対策というと、とかく、ストレスチェックによる危険度の高いスタッフのスクリーニングばかりに目が生きがちですが、一番大事なのは「予防」です。

ストレス解消法として行いがちな間違った対処法(暴飲暴食や糖分やカフェイン、エネルギードリンクの摂取など)も「うつ」を引き起こしいやすい要因になっていることはまだまだ知られていません。

正しいストレスへの対処法を知っておくことで「うつ」は防げます。

けんこう総研では、社員、スタッフの方が日頃から意識することで取り組める「ストレスへの対処法」について教育研修事業を承っています。

また、社内の上司の立場の方には予防のための常日頃の「声かけ」や社内体制づくりのために知っておいていただきたいメンタルヘルスの研修も実施しています。

さらに、全社的な体制づくりについてもご提案させていただいています。
お気軽にお問合せください。

けんこう総研が考えるメンタルヘルス対策についてはこちら

健康セミナー・研修・コンサルティングのご依頼承ります

明るく楽しい雰囲気の内容で『わかりやすかった』『やってみたくなった』と参加者の方に好評を頂いています。
これまでの開催内容はこちら
これまでの参加者の声はこちら
講演・執筆・コンサルティングのご依頼やお問合せはお気軽にこちらから

お知らせ

  1. 持続可能な健康経営の方法会得させます

    2019-11-13

    心身健康科学の博士後期課程と新たな繋がり

    こんにちは、心身の健康を科学的に分析して健康経営をコンサルティングしているタニカワです。今日はちょっ…
けんこう総研代表取締役 タニカワ久美子 スポーツ科学修士、管理栄養士