「タニカワさん、会社と同じくこれから400年仲良くしてください」と言って、吉田コッペパン創業社長さんと固い握手を交わしたのが昨夜でした。
こんにちは、けんこう総研のタニカワです。昨夜は、台風の影響で強風吹き荒れる中、雨にもマケズ風にもマケズと宮崎賢治の詩を地て行くような移動の多いスケジュールでした。そんな一日の最後の予定は、経営者の方々が集う会での吉田社長の講演とサロン会です。
吉田社長は、お若いのに災害に遭ったことから始まり波乱万丈の人生を歩んでおられます。現在、行列が絶えないパン屋さんで、メディアの取材がひっきりなしの大繁盛店のパン製造販売会社社長からは想像もつきません。
話しをお聞きしていると、優しい人柄がにじみ出てきます。そしてコッペパンの製造販売に携わる従業員の清潔で♡ウォーミングな接客の動画に見ていた私まで心が癒されました。「あっ、ここのパン屋さんのパン食べに行きたいな」と思わせる店舗や工房、言ってみれば職場ですよね。その職場環境の明るい雰囲気にうれしくなりました。この吉田社長の会社では、メンタルヘルス問題なんて皆無なのではないかしらと思わせるほどの、笑顔があふれている職場なのです。
でもここへ至るまでには、吉田社長は、うつ病を患い、つらい闘病生活を乗り越えています。ファッション業界から飲食業界へ転向し起業し、想像を絶する苦労をしたのは言わずもがな。
トップのメンタルヘルス経験が、経営と社員の信頼関係を強めてくれる
会社のトップと社員との信頼関係は、日ごろの挨拶の声のトーン一つで聞いた相手は敏感に反応します。仕事に関しても表面的な業務連絡だけなのに、気分が悪くなったり、逆に、気持ちよくなったり受け取り方はさまざまになります。気持ちを踏まえた話し方がいかに大切かということです。
先輩と新人の立場でも、上司と部下の立場でも、経営者と社員の立場でもみな同じだと思います。吉田社長のようにトップや上司は職場で働く人すべてを「共に働く同士」という思いをもっていれば、自然とそのような語り口調になり、言わされている感はなくなってくるでしょう。やがて信頼関係も強くなってきます。
このような会話一つをとっても働き方が変わり、会社風土となって根付いてきます。真に健康な職場、機能する職場となって、成長し成功を遂げるのではないでしょうか。そして、一番大事なこと、その会社で働くにとの幸せも実現されるのだと確信した昨夜でした。




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